デハ13は戦後の輸送力増強用として増備された日車製の電車で、デハ130同様3ドアの車輛です。元々が路面電車用の車体なので車重の割には力があり、現在では冬場の早朝の霜取りや除雪用に活躍しています。
モデルは、Models IMONから発売になった「名鉄のモ750」がベースです。車体そのものは殆ど素組で、追加したディティールとしては扉のノブ位でしょうか。
屋根上は、ベンチレータをお椀型に交換して、引き込み母線と、パンタの作用管をそれらしく作って見ました。これらは屋根にスエード調塗料を使っていますので、全て別に塗装しておいて、スエード調塗料を塗装後に取り付けています。
主な改造点となるのが下回りですが、床下機器にはエコーの1/80のパーツを主に使用し、HL制御の電車らしく、各パーツを取り付けてあります。また、運転台の下や、実車同様台枠の横などへも、それらしく器具箱を配置してみました。またこの電車の特徴でボギーセンターが短く、運転台の下が大きく空いています。そこで、スノープロウを取り付けて床下を引き締めてみました。エアーホース等は、白布電鉄仕様の2連としフクシマのを組み合わせて使っています。
塗装は白布電鉄標準、国鉄の「朱色4号」と、自動車用の「ヴァーゲン、フィアット、メルツェデス等のクリーム」です。屋根はスエード調の「ダークグレー」、屋根上機器はミリタリー用の「ジャーマングレイ」、下回りはモデラーズの「フラットブラックグレー」です。窓ガラスを初め仕上がっていませんが、インレタが未だ無いモンで・・・