Re4/4 IV

ICの先頭に立つSBBのRe4/4 IV 


 SBB初の160km/h運転可能な機関車として、1982年に4輛だけ試作されましたが、結局それだけで量産はされなかった不運な機関車です。当時としては、大容量のサイリスタ制御による高出力な機関車で、製造に当たっては車体の軽量化等でだいぶ苦労した様です。製造当初は、次期主力機関車の塗装試験も兼ねた為、塗装は4輛とも異なったカラーリングで登場しています。中には両サイドでカラーリングが異なるのもありましたが、その後直ぐにBahn2000計画が具体化し、国民投票へ向けたPRを担うカラーリングへと変更されてしまいました。計画可決後は、Re460とほぼ同様のカラーリングに再度変更されましたが、たった4輛と言う少数の為か、1994-1995年に全機SOBへ売却されてしまいました。



製造年 1982年
車重 80t
出力 4960kW
全長 15800mm
最高速度 160km/h
製造 SLM / BBC
機番 10101-10104
製造輛数 4輛









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